警察沙汰になった社員に対するヒアリング

弊社のニュースレター(インテリジェンス6月号)に、通勤途中でトラブルに巻き込まれ警察沙汰になった社員に対するヒアリングをテーマにしたクイズを出題しました。

□ 出題の背景

かねてから弊社では、通勤途上のトラブルに巻き込まれたとの報告を受けた際の初期対応についてアドバイスの依頼を受けてきました。この依頼は、新型コロナウィルス感染症が5類に分類されて以降、増加しています。

そこで、今回は、この種の報告をした社員に対する最初のヒアリングのポイントを取り上げることとしました。

事例:社員Zの報告)

昨日、帰宅途中の電車内で見ず知らずの乗客とトラブルになり、手を出してしまった。結局、警察署に連れていかれた。警察署で事情聴取を受けたので、正直にトラブルになった経緯を話した。その日の夜に警察署から自宅に帰ることができた。

 

以上の報告を受けたA部長は、社員不祥事として取材を受ける、記事になる、あるいはネットにアップされることなどを意識して社員Zから事情を聞いた。

問 以下は、A部長によるヒアリングに関する記述であるが妥当でないものはどれか。

注)正解はひとつです。

#1 たとえ業務外であったとしても、警察沙汰になるようなトラブルを起こしてはならないことは当然であると指摘し、反省しているかを確認した上でヒアリングを開始した。

#2 社員Zは手錠をかけられてはいないと説明したので、事情聴取に当たって警察官から「言いたくないことは言わなくてもよい」と言われたかを聞いた。 

#3 社員Zは指紋やDNAを採取されることはなかったと説明したので、警察署に家族を呼ばれたかを聞いた。

#4 トラブルが起きて警察が来るまでどこにいたか、あるいは警察署に行くまでの経過を聞いた。