詐欺または詐欺の疑い
弊社のニュースレター(インテリジェンス6月号)に「詐欺」をテーマにしたクイズを出題しました。
問 以下のケースで、詐欺罪が疑われるケースであるが、妥当なものはどれか。
注) 回答はひとつです。
① 親しい同僚とランチを終え店を出たところ「今、現金で会計を済ませたら、多めに釣りをくれた。ラッキーだ。自販機のコーヒーおごるよ」と言われたので、「返さないと詐欺罪になるよ」と諭した。
② 支払いの遅延が続く詐欺罪で告訴する場合、会社側が警察に説明したい点は、処罰を求める意思、支払い遅延が重なっている事実、事実と異なる嘘の説明を事実と信じたので取引した経緯の3点で足りる。
③ 出張申請に基づき事前に手渡した新幹線の乗車券が緑の窓口で払い戻されていることが判明したので、最初から出張に行く気がないのに出張すると嘘の申請をして乗車券を手に入れた詐欺に当たると考えた。
➃ 架空の業績を報告し、インセンティブを受け取っていた不正を詐欺罪で警察に告訴することとした。こうした場合、当該社員が騙す意思があったこと、その意思が生じた経緯なども調査すべきである。